不妊体験談

私にとって不妊とは見えないゴールだと思います。結婚したのは29歳の時でした。私はすぐにでも欲しかったのですが、主人は経済的なことを考えていたので1年後から妊活をスタートさせました。結婚した当初は妊娠はすぐできるものだと思っていました。が、妊活を続けて2年が経っても一向にできず、友人に相談して不妊外来に行きました。
最初は夫婦で不妊について医師からの説明があり、治療するタイミングや費用、検査方法などを聞きました。まずは基礎体温から計らなければならず、数ヶ月間毎日続けたのを覚えています。体温を見ると低温期と高温期に分かれていたので、タイミング療法から開始しました。しかし、私の体は排卵が一般の人よりも1週間遅くタイミングがうまくいきませんでした。その間に血液検査やフーナーテスト、精子の検査などをしました。どれも異常がなく後は排卵がうまくいけばという感じでした。
その頃から私と主人の間で溝が生じてギクシャクするようになりました。できなくて焦る私。のんびりと構えている主人にイライラが募りました。
私たちよりも遅く結婚した人たちが次々に妊娠していました。芸能人も妊娠と聞くだけで焦り、生理がきては落ち込み涙して帰ったのを今でも覚えています。半年が経ち、卵管造影検査を受けることにしました。結果は正常。何が原因なのか分からずに辛い毎日を過ごしていました。
わらをもすがる思いで、葉酸サプリや漢方薬、腹巻にレッグウォーマー、神社へ子宝お参り等々ありとあらゆることをしましたが授からず、さすがに疲れてしまいました。
そのときに主人と面と向かって話し合いをしました。今まで言い出せなかったことやホントはこうしてほしかったことなどを話しました。
すると主人も「俺だって周りから色々と言われてたけど言わなかったんだ。」と言われ、ハッと気がつきました。
私は妊娠のことばかりが頭にあり夫のことを考えていなかったことに気がついたのです。
妊娠って夫婦の共同作業なのに一人だけ突っ走って焦って…。
これではいけないと思い、夫婦の仲を深めるために一度治療を休むことにしました。
休むのであって辞めるのではないと心に決めて旅行を計画しました。
そんなときに妊娠が発覚。二人してびっくりしました。
あんなに辛かった治療はいったいなんだったんだろうと思ったぐらいです。
結婚は子供を産むためにするものではありませんが、どうしても結びつけてしまいます。
不妊治療をしてみて分かったのですが、ゴールを決めない自分を見失ってしまうと思いました。
私は第2子も不妊治療中ですが、そろそろゴールを決めなければいけないと終われない気がします。